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「モチイエ女子」、ありだと思う。

つい最近まで、女性がひとりで家をもつって
ごく少数派で、ちょっと変わってると思われていた。
マイホームをもつことは、家族の幸せと考えられていた。

いったい誰がそんなことを決めたんだろう。

女性が家をもつって、あんがいあたりまえじゃない?

そんな声が聞こえてきそうなほど、
今、ごくフツーの女子たちが、じぶんの家を買う時代になっています。

家というホームグラウンドを手に入れ、
これまで以上にパワフルに、イキイキと輝いてる「モチイエ女子」。

そんな新しい女性たちが増えれば、この国はもっともっと元気になるから。
なによりそんな未来が、素敵でおもしろそうに思うから。
私たちはこの「モチイエ女子project」を通し、
その生き方、あり!と宣言します。

モチイエ女子web

お知らせ

モチイエ女子webにて、エッセイなど多数寄稿いただきました 雨宮まみさんがご逝去されました。心からお悔やみを申し上げます。 感謝と哀悼の意を込めまして、これまでの雨宮さんの作品、およびご出演いただいたコンテンツは、このまま掲載させていただきます。 どうか、ご愛読いただけますと幸いです。

理想の部屋まで何マイル? 特別編  Vol.1

マンションギャラリーに行ってみた

「家、買うとしたらまず、何したらいいんですかね~?」
私の世の中ナメすぎの発言に、モチイエ女子webの担当者さんは「ぐぐれよ」という言葉をぐっと飲み込んで(くれたんだと思います)、 「では、マンションギャラリーに行ってみませんか?」
と提案してくれた。

マンションギャラリーというのは、簡単に言うとマンションの周辺環境など気になる住環境も含め、マンションについて説明してくれる施設らしい。家初心者の私には、普通のモデルルームすら未知の場所。なのに行くのはパークシティ武蔵小杉 ザ ガーデンのマンションギャラリー。最先端の豪華なタワーマンションである。行っていいんだろうか。確実に買えない自信だけはある。

出迎えてくれたのは、マンションギャラリー主任の中塚さん。

理想の部屋まで何マイル? 特別編  Vol.1

予約なしでも見学可能なのだが、この日、私たちは予約をして取材に臨んだ。正直、最初は「モデルルームで部屋の感じを見て、説明してもらうくらいで、予約なんて大げさでは……?」と思っていたのだが、この後、私はその言葉の意味を知ることになる。

まずはシアタールームで、武蔵小杉での暮らしをイメージできるよう、ドラマ仕立てになった紹介VTRを観る。
そしてそのVTRが終わると、スクリーンが上がり、壁に

「CONNECT CONVIVIAL COLLABORATION
 KOSUGIは、COSUGIヘ」

という文字が!

「地名、変えてしまったんですか!?」と叫びたい気持ちをこらえていると、なんとその壁がカパーッと両側に開き、そこにはパークシティ武蔵小杉 ザ ガーデンの模型が……。もうこの時点でかなり度肝を抜かれている。こんなの、初めて……!

理想の部屋まで何マイル? 特別編  Vol.1

建物全体の模型、そして共用スペースの模型を見ても、なんかすごすぎて頭に入ってこない。いや、こういう最新タワーマンションに、お客さんを泊めるためのゲストルーム(ホテルみたいなやつ)があったり、パーティールームがあったりすることぐらいは知ってましたけど、ビューラウンジ(展望台的なラウンジ)とか、屋上にテラスがあって外に出られるとか、49階にジャグジーがあるとか、キッズルームにスタディルーム、シガーバーもあるとか……なんなんですか。未来の住居ですか。っていうか、買った人は実際に住めるわけですよね、こんなところに……。

理想の部屋まで何マイル? 特別編  Vol.1

周囲の環境について訊いてみると、武蔵小杉にタワーマンションが建ち始め、JR線と東急東横線二線利用ができる便利な場所だという認識が広がってから、それに対応するような形で、駅直結のららテラスや東急スクエア、グランツリー武蔵小杉という三つのショッピングモールも完成し、かなり住みやすい場所になっているという。マンションギャラリーを出たあと、グランツリーに行ってみたが、都心にある有名セレクトショップもかなり入っていて、わざわざ渋谷あたりまで出なくても広々とモールで買い物ができる。周囲も交通の便が良い割に緑が多く、「第二の二子玉」みたいな印象だ。

正直、ファミリー向けというか、子供がいたらここ住みやすそうだなぁ、という要素が盛りだくさんだ。ファミリー……予定はないが、単身者向けと思える広さの部屋もある。それに単身者だって、交通の便が良くて緑が多い場所に住みたいじゃないですか……。通常なら、希望の広さや年収、ローンについて個別相談をしてくれるそうなので、別に単身者でも肩身の狭い思いをする必要はない。

ここで、インテリアデザイナーが内装を手がけたモデルルームに移動。二つのパターンの部屋が用意されているが、小さいほうの部屋に入ると、まず洗面台が、御影石だ。
「この御影石は、オプションですか?」
モチイエ女子web連載で愛読している『プリンセスメゾン』に登場する、モデルルームの達人・沼越さんが発するセリフを真似してみると、「いえ、含まれております」と衝撃の回答が! 御影石、標準装備!

理想の部屋まで何マイル? 特別編  Vol.1

そして広いほうの部屋に入ってみると、アーバンライフを絵に描いて10段階ぐらいグレード上げたみたいな部屋が現れたので、「こんなクッションカバーだけで10万超えみたいな部屋じゃ何も考えられない! 二時間ぐらい一人にしてもらって、心の目で見ないと自分がここで暮らしてるイメージが浮かばない!」と叫び出しそうになった。

モデルルームを拝見している間も、中塚さんはもちろん付き添ってくれ、「このシャワー、高級ホテルでしか見かけないやつですよね!?」「ええ、レインシャワー(真上から降り注ぐタイプのシャワー)です」「この水栓、見たことあるんですけど……」「はい、キッチンや洗面台の水栓はドイツのGROHEのものです」「天井高くないですか?」「はい、2m55cmございます。通常のマンションよりも、少し高めになっております」「キッチン……使いやすそうですね(あまり料理をしないのでよくわからない)」「こちら、生ゴミを砕いて処理するディスポーザーがついておりますので、それが非常に便利だとおっしゃるお客様が多いですね」と、私のどんなしょうもない質問にもまったく間をおかず答えてくれる。プロである。

理想の部屋まで何マイル? 特別編  Vol.1

こうしてサラッと見せていただいただけで、あっという間に一時間。普通なら「自分が買うとしたらどうなるか?」という話にもしっかり付き合ってもらうのだから、これは確かに予約してからうかがったほうがじっくり話が聞けそうだ。
家を買う側は、一生の買い物なのだからもちろん本気である。その本気に少しでもいいかげんな答えをされたら不安になる。マンションギャラリーというのは、そうした不安に対する答えを用意して待ってくれているのだと感じた。
タワーマンションに必ずついてまわる「地震とか心配じゃない?」という質問には、耐震性や実際に大地震が起きたときのためにどんな対策が取られているかを説明するためだけに一部屋が用意されていた。

ちなみに、偶然私の友人がこちらのブランドの新築マンションを購入しているので、買うときどうだったか、住んでみてどうかを訊いてみたところ、建材の色味や間取り(部屋の仕切りをどうするかなど)を選んで変えられるので、買うと決めてから、どうアレンジするかかなり考えたそうだ。楽しそうだな、その時間……。

買うとしたら中古マンションしかないだろうと思っていた私だが、間取りや建材を選べるこういう新築マンションを見てしまうと、「やっぱ水回りは最新が最高だな……」などと思ってしまい、帰宅後、COSUGIライフに思いを馳せつつ、そっと通帳を眺めてしまった。
「家を買う」ということ自体がピンと来ていない段階でも、こうして住環境や部屋を説明してもらうと、買う場合、どういうことを気にすればいいのかという基準が少し見えてくる。マンションギャラリーは、そんな場所だった。ちょっとした「家アミューズメントパーク」感もあり、楽しめることは請け合いである。

文=雨宮まみ

雨宮まみ

ライター。編集者を経てフリーのライターになり、女性としての自意識に向き合った自伝的エッセイ『女子をこじらせて』(ポット出版)を上梓、「こじらせ女子」が2013年度の新語・流行語大賞にノミネートされる。 著書に、対談集『だって、女子だもん!!』(ポット出版)、『ずっと独身でいるつもり?』(ベストセラーズ)、『女の子よ銃を取れ』(平凡社)など。

プロフィール写真=松沢寫眞事務所

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